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大理石の物語
【大理石の物語 47】「光の都市」が生んだロッソ・アリカンテという赤い石
まず、正直に言わなければならないことがある。 ロッソ・アリカンテは、厳密には「大理石」ではない。 商業的には世界中で「マーブル」として売られているが、欧州規格の地質学的定義では石灰岩に分類される。 変成作用を受けていない堆積岩であり、大理石... -
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【大理石の物語 46】「楽園」という名の石が採れる山で、ブレッチア・パラディソという石
「パラディソ」はイタリア語で「楽園」を意味する。 ブレッチア・パラディソ、イタリアン・ブラウンとも呼ばれるこの石は、トスカーナ州ルッカ県スタッツェーマで採掘される。 アプアン・アルプスの山腹、カッラーラの白大理石の産地からわずか数十キロの... -
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【大理石の物語 45】シシィの像と、独裁者の宮殿と、ルスキッサという石
ルーマニアに、「ハンガリーのカッラーラ」と呼ばれた山がある。 カラシュ=セヴェリン県ルスカ・モンターナ村のルスキタ、この小さな村の北側の山腹に、ルーマニア最大にしてヨーロッパ有数の大理石採石場がある。 40ヘクタールを超える採掘面積。 白、グ... -
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【大理石の物語 44】千の包囲に耐えた街の、ピンクのロサ・ジェローナという石
「千の包囲の街」という異名を持つ街がある。 スペイン北東部カタルーニャ州、フランス国境から30キロ。 テル川、オニャール川、ガリガンス川、グエル川、四つの川が合流する丘の上に、ジェローナという街が2000年以上にわたって立ち続けている。 ローマ人... -
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【大理石の物語 43】紅茶とニューヨークと、大理石の街から嫁いだ王妃、ローズ・オーロラという石
ピンクの正体は、錆だ。 ローズ・オーロラ、ローザ・ペルリーノとも、ローザ・ポルトガロとも、エストレモスとも呼ばれるこの石のピンク色は、石灰岩の方解石結晶の間に入り込んだ微細な酸化鉄(ヘマタイト)から来ている。 数億年前の海底で、鉄分が石灰... -
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【大理石の物語 42】チーズとヘミングウェイと5万人の遺骨、ペルリーノ・ロザートという石
「アシアーゴ」という名前を聞いて、チーズを思い浮かべる人は多い。 しかし同じ高原から、もうひとつの産物が生まれていることを知る人は少ない。 ペルリーノ・ロザート、ローザ・ペルリーノとも呼ばれ、現地ではローザ・アシアーゴとも呼ばれるこの石は... -
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【大理石の物語 41】壊れることで生まれた石、ブレッチア・オーロラとブレッチア・オニシアータ
「ブレッチア」という言葉は、イタリア語で「がれき」を意味する。 瓦礫。廃墟。崩れ落ちたもの。城壁の破れ目。これほど美しい石に、これほど無骨な名前がついているのには、理由がある。 壊れることが、始まりだった ブレッチアは、地球が暴力を振るうと... -
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【大理石の物語 40】蛇が這う石と、世界最古の海の法律、セルペジャンテという石
「蛇行する」という意味の名前を持つ石がある。 セルペジャンテ(Serpeggiante)。 イタリア語で「這う」「蛇行する」を意味するこの石は、クリーム色からベージュの地色に、暗褐色から黒の細い脈が横方向に走る。 その脈の動き方が、岩の上を這う蛇の鱗に... -
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【大理石の物語 39】「世界の驚異」が愛した土地の石、ズベボ・ロイヤル
この石の名前には、一人の皇帝の記憶が刻まれている。 ズベボ・ロイヤル(SVEVO ROYAL)日本ではこの名で知られる石の正式名はペルラート・スヴェヴォ(Perlato Svevo)。 イタリア南部プッリャ州バーリ県、ルーヴォ・ディ・プッリャの採石場から採れる黄... -
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【大理石の物語 38】ローマ市民が最も嫌った建物の石、ボテチーノ・クラシコ
ローマ市民がこの建物を「タイプライター」と呼ぶとき、そこに愛情はない。 ピアッツァ・ヴェネツィアに白く輝く巨大建造物、ヴィットリアーノ(ヴィットリオ・エマヌエーレ2世国家記念碑)。 高さ70メートル、幅135メートル。外国人観光客は「ウェディン... -
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【大理石の物語 37】詩人たちが溺れた湾の、黒いネロ・ポルトロという石
その入り江には、「詩人の湾」という名前がついている。 リグーリア海岸、ラ・スペツィア湾の西端。 チンクエ・テッレの南に位置するポルトヴェーネレの岬から、対岸のレリーチまで弧を描く入り江「ゴルフォ・デイ・ポエティ(詩人の湾)」。 ダンテ、ペト... -
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【大理石の物語 36】岩の花が登った山から、グリジオ・カルニコという石
同じ山から、二種類の石が採れる。 ひとつはフィオル・デ・ペスコ・カルニコ「桃の花」という名の淡いグレーピンクの石。 もうひとつはグリジオ・カルニコ「カルニアのグレー」という名の、深い暗灰色に白い脈が走る石だ。 どちらもフリウリ=ヴェネツィア... -
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【大理石の物語 35】ペロタの大学が生んだネロ・マルキーナという黒い石
世界で最も有名な黒い石のひとつに、バスクの小さな町の名前がついている。 ネロ・マルキーナ。イタリア語で「黒いマルキーナ」を意味するこの石の産地は、スペイン北部バスク州ビスカイア県のマルキーナ=シェメイン——ビルバオから東へ約50キロ、ビスカイ... -
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【大理石の物語 34】美しい石の裏側|採石場の危険な現実とは?
美しい大理石 その裏側には、命がけの採石現場があります。 そしてその石は、都市の中で何気なく使われ、私たちの足元に数億年の歴史を残しています。 大理石採石場のドラマ~危険と美の両面 私たちが使う大理石の裏には、 採石職人の危険と技術がある。 ... -
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【大理石の物語 33】タージマハルはなぜ建てられた?愛と大理石の物語
古代ギリシャでは色が与えられ、 ルネサンスでは素材の美が追求された。 そしてタージマハルでは、 大理石は「愛」を表現する建築へと昇華した。 なぜこれほど巨大な大理石建築が作られたのか 建設は1632年に始まり、約20年(1653年完成)をかけた。2万人...
石に刻まれた、世界の物語
石が語る、歴史と美の真実
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